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パンズ・ラビリンス


パンズ1


■2006
■監督 ギレルモ・デル・トロ
■キャスト:イバナ・バケロ  ダグ・ジョーンズ 他
■DVD鑑賞

かなり評価が割れる作品で、ダメな人は相当ダメだと思います。でも、私にとっては深く考えさせられた映画でした。
ファンタジーにカテゴライズされると思うのですが、主人公の少女と自分を重ねて観ると、かなり怖かった作品なので、私としてはホラーにも属するんじゃないかと思います。

もともとハリウッド系のファンタジーは、めるひぇん(はろ用語でお花畑w)で、中世欧州をモデルにしたものが多く、ハッピーエンドで、その傾向の共通性から私は長年(この作品に出会うまで)「ファンタジーとはそういうもの」という先入観を持っていました。もちろん人が幸せや勇気を感じる物語という意味で、その先入観の全ては間違いないとは思うけど、「何故、人は物語(ファンタジー)を必要とするのか」という根本的な部分にコミットしてこなかったことを、この映画で思いっきり自覚させられました。

いや、寧ろ「ファンタジーは本来こっちの方が正しいんじゃないか」と思ったので、私としてはオススメ作品の中でも異彩を放つ存在。

ファンタジーと言えば、「LOTR」があまりにも有名なので、私自身これを超える作品は暫く観れないだろうなぁと考えていたのですが、方向性は違うけど、同じファンタジーというカテゴリーにおいてこの作品は、比較しても恥ずかしくない作品だと思っています。


パンズ2


主人公は読書好きなオフィリア。スペイン内乱や家庭での抑圧など、過酷な現実から逃れるため、空想世界(ファンタジア)を持っていて、ストーリーのはじめには「夢見る少女」だったんだけど、義父に招かれたお屋敷で起こる様々な事件を実体験することで、ストーリー自体が次第に、過酷で怖いものと変容し、少女はその世界を現実と共に受け入れます。守護神パンが与えた3つの試練が、現実と次第にリンクしていく空想世界の中で、少女にとっての「大人になる試練」なのではないかと個人的に思ったりしたのですが、そう考えると、私がそこに「怖さ」を覚えた理由にもつながる。

結局少女は物語の世界で欲しいモノを手に入れたけど、残酷な現実では命を失ってしまいます。ラストのこのシーンが凄く悲しくて、救いが全然ないわけでもないのに余計に悲しくて、ファンタジーではめったに泣かない私が大泣きしてしまった。

「人には何故物語が必要なんだろう」それは、「私には何故物語が必要なんだろう」という命題。
その答えは、「逃避」ではなく、「私の成長の為」「現実や人生を完成させるため」なんだと、この映画に教えられたような気がしました。

私にとって「パンズラビリンス」は映画の見方も変えてくれた名作です。


ちっとよろしくお願い致しますm(_ _m)
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