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月に囚われた男


で


■2009年英
■監督・脚本 ダンカン・ジョーンズ
■キャスト  サム・ロックウェル  ベネディクト・ウォン  他
■DVD鑑賞

『第九地区』といい、この『月に囚われた男』といい、SFのジャンルで良い作品が多いですね。
もともとSFファンタジーのジャンルはそんなに好きではなかったのですが(モノによるけど)、最近観るようになりました。

『月に囚われた男』はどちらかと言えば低予算のSFです。特にド派手な特撮とか、戦闘シーンとかはなく、舞台は月の裏側にある地球の代替燃料(ヘリウム3)を採掘する施設に限定していて、しかも登場人物も、主人公と彼をサポートするロボットだけという設定。

最初はその施設での主人公の生活がとても細かく描かれていて、観ていて退屈だったけど(後に伏線とわかります)、途中ある事件が発生してから、舞台である基地内が微妙な空気に覆われることで、ずいぶん物語が面白くなってきます。

ここからネタバレなんですが・・・。
ストーリーの中心はクローンです。クローン映画というとそれだけで使い古されたアイテムのように感じるのですが、この映画では不思議とそうは思いませんでした。

月の裏側の代替エネルギーの採掘権を持っている企業が、耐用年数3年のクローンを量産して、そのクローンにホストの記憶を埋め込み「3年契約」の月基地派遣社員だと思い込ませる。人間のクローンを消耗品として使用するという時点で「人権問題」が発生するわけですが、そこは月基地ということで、今まで誰にも(クローン自身にも)知られることはなかったんですね。

で、事故がおきて、死んだと思われた先代クローンを新生のクローンが助けるところから、二人のクローンによる閉鎖した空間での生活が始まります。とは言え、元々同じ人間のクローンであるため、思考も癖も同じという変わったシチュエーション。ただ、問題は古いクローンか新しいクローンかということで、先代クローンは後半ものすごく衰弱してしまいます。とても残酷な話でした。

結局このクローンは月を脱出するのですが、そこに至る過程のドラマがとても面白かったです。

演じているのはサム・ロックウェルと、二人のクローンを「演じ分け」た異才の役者さんですね。そんなに派手な方ではないのですが、凄く好感をもてます。また、サポートロボットも主人公の月脱出を支援するなどいい味だしていました。感情表現はディスプレイのニコちゃんマークでやっていて、そのメカメカしさが、却って映画を引き締めていたと思います(例えばそれが『リアル人型アンドロイド』だったりしたら台無し)

面白いのが資本を独占し、クローンの人権を無視する極悪な企業としてこの映画で描かれているのが、どうやら韓国系企業である点でしょうか。今までアメリカの作品でこの位置にいたのは、日系企業や中国系企業だったのですが、時代の変化ってヤツですかね?謝罪や賠償問題にならなきゃいいのですが(苦笑)

後で知ったのですが、この映画はデビット・ボウイの息子の監督デビュー作品らしいです。といっても私自身がデビット・ボウイを知らないので「すげぇ」とはならないんですが、初めての映画でここまでディティールにこだわった作品が作れることには純粋に驚いています。オススメですよ☆

ぽちっとよろしくお願い致しますm(_ _m)
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